[Book]「世界征服」は可能か?

ブックカフェで手に取って1時間ほどで流し読みした一冊。
前半から中盤にかけては、アニメや漫画の悪役を分類し、そのキャラクターを分析する。
切り口が秀逸で、なかなか面白く読めたのだが、後半あたりから国際情勢を絡めだし、話はだんだん某北○○叩きになってしまったのが少し興ざめだ。
むしろ、アニメや漫画の世界でとどめておいた方が、整合性が取れたのではないかと思う。
ちなみに僕は「『ドラゴンボール』の「レッドリボン軍総帥」」の「王様タイプ」の悪党ではないかなと思う。

[Book]グラスホッパー

ひさしぶりの小説。
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)と同じ著者と読み終わった後に気づいた。
常人離れした裏稼業の世界に妻の復讐を果たすために飛び込んだ鈴木さんと殺し屋達のお話。
鯨という殺し屋の周囲に出現する殺された者たちの幻影が個性的に描かれていて、面白い。
面白かったではあるが、残念ながら陽気な〜ほどの疾走感は無かったように思う。

すてき☆

ウエディングドレス試着披露宴準備、ちゃくちゃく(?)と進めていますが、やっぱり嫁的にはこれは大事ではなかろうか*^^*
同行して色々なバージョンの嫁を見るのもこれまた、楽しいw
大変さのなかにも、こういったオアシス的なヒトコマがあると、「さあ、頑張ろう!」って思う。

それにしても、世の中の披露宴をあげたカップルってのは、皆どのようにして話を進めてきたのだろうか。
僕は会場を決めるだけでも結構苦労した気になっている。この先が思いやられるぜ…

さあ、がんばろう..

臓器移植法改正について思う事

写真素材 PIXTA
(c) favor-reef写真素材 PIXTA

数日前、臓器移植法改正についてテレビで話題になっていた。

報道番組では、移植を待つ親と、脳死(と判定されるであろう)子供を抱える親の両方を取り上げているが、はたしてどちらがよいのか、番組でも明確に意見が提示されなかった。
(テレビ局にもよるだろうが、たいがい政府の決定には否定的な意見が後から飛び出すだろうけど)

いろいろ意見は有るだろうけど、私は基本的に移植の可能性を拡げる方向に賛成だ。

生きると言う事は、社会的な生活をすることだと思っている。つまり、いっさい他人との関わりがない生き方と言うのは、かなり無理があるのではないかと思う。仙人のような生活をするとしても、それは自然との関わりがあっての物だと思う。
一方で、脳死状態というのは、外部との関わりが限りなく薄い状態であると思う。
それはそれで、(僕の考えでは)人としては不自然さを感じるのである。

僕は、もし自分がそのような状態になったとしたら、家族には何年間も無理させたいとは思わない。
最初のうちは無理と感じなくても、介護者は老いる。もし本当に目覚める見込みが無いのなら、それは判断を先延ばしにしているだけのことだろう。

もちろん、「奇跡」がおこる見込みも捨てたくないし、「誤診」をされて「殺されてしまう」のは怖い。
しかし、それは解決すべき課題であって、法律で縛る物ではないと感じる。
日本国内で移植の経験が無い事が、さらに脳死判断や移植手術そのものの正確性を損ねていると懸念している。

全然別の話だが、私の母が癌と診断されたとき、日本でかかった医者は声帯を切る事を提案し、台湾の医者は声帯を残した上で、癌を切除する事を提案した。日本の医者に技術が無かったのかどうか知らないが、選択肢をもっと提示できたのではないかと思う。
ちなみに、母は台湾で癌を取り除き、現在も元気に働いている。

海外に渡航できない人たちのためにも、日本での移植の道は開くべきだと思う。

ただし、延命を選んだ側が不利益を被る様な制度はけして作っては行けないと思う。現在の制度がどうかしらないが、例えば「延命治療を選択したら、保険が効かなくなる」といった制度はけっして作ってほしくないと思う。

ブログでこんな話題は殆ど触れてこなかったが、病気と死、子供、ってのは案外身近な事なので、あえて題材にしてみた。