GIGAZINEのハードディスク障害3連記事
ハードディスクの物理障害、果たして本当に復旧できるのか?〜前編〜
ハードディスクの物理障害、果たして本当に復旧できるのか?〜後編〜
ハードディスクの物理障害、果たして本当に復旧できるのか?〜完結編〜
は覚えておくと今後役立つかもしれない。
実際仕事をしていると嫌でもハードディスク障害に出会うもんである。その時は焦らず業者をじっくり探そう:-D
あとは、日経BPにも記事があった:ハードディスクのデータ復旧はこうして行われる
GIGAZINEによる、まっとう(と、思われる)業者さん
データ復旧・データ復活・データ復元 : データリカバリならオントラック
http://www.ontrack-japan.com/アドバンスデザイン(神奈川県川崎市)
http://www.a-d.co.jp/データ復旧センター(東京都港区)
http://www.drivedata.jp/データサルベージ(東京都港区)
http://www.data-salvage.co.jp/
費用的には結構ピンキリらしい。ちなみに、ブレイバーというのはデータサルベージ社のことらしい。
・初期診断
オントラック 15,000円
ブレイバー 0円
・復旧費用
オントラック 1,017,870円
ブレイバー 184,500円 ×90%(10%引き)=166,050円
・復旧容量
オントラック Dドライブのみ(23GB)
ブレイバー C+Dドライブすべて(40GB)
さらに業界の参考情報
・法人名で依頼すると個人名で依頼するよりも何割か高くなる
・ハードディスクの論理障害の復旧をFINALDATA(ファイナルデータ)で行っている業者がいる
・いつまで経っても預けたハードディスクが帰ってこないので住所に行くと工場跡を更地にした場所でそこには何もなかった
・ハードディスクが分解されてプラッタにマジックで落書きがしてあり、復旧不可能な状態にされていた
・見積もり無料と書いてあるのに見積もりに出したら着手金数万円を請求され、しかも復旧できなかった
・復旧したというのでデータを送ってもらうとインストール直後のWindowsフォルダ以下の内容だけで、自分で制作したワードやエクセルなどのデータは何もなかった
・全部自社でやっているとページには書いてあるが、ただの代理店だった
・詐欺まがいの企業がハードディスク復旧というのはビジネスチャンスだと思って多く参入している
・データが復旧できるとわかったらとりあえず中のデータを全部吸い出して保存しておき、他社に見積もりなどに出されても修復できないようにプラッタは破壊、たらい回しにされてどうしようもなくなったときに再度自社へ見積もりに出してもらい、あらかじめ吸い出しておいたデータを渡して高額を請求
ハードディスク障害に関する都市伝説(汗
・物理障害であっても開封しなくても修復できる場合がある
・基盤がショートしている場合は開封せずに基盤交換で修復可能
・ファームウェアが破壊されている場合や読み込めない場合はファームウェアのアップデートや再書き込みで修復できるので開封しなくても修理できる
・クリーンルームでの作業が必要な場合でも作業が単純であれば費用はあまりかからない
・プラッタが傷ついて粉砕している状態でも修復可能な場合が多くある
・RAIDやNASは復旧が難しいので高くなる
・ベアリングのみが故障しているのであればプラッタに傷は付いていないのでほとんどデータは復旧可能
・夏には復旧依頼が急増するので温度とハードディスクの物理故障には明らかに何かの関係があるので、一定の動作温度を保っていればかなり長持ちすると思われる
・SCSI接続のハードディスクは本当に故障しにくく、逆にIDE接続はぶっ壊れまくる。SATA接続はまだ実績が少ないので不明
・ハードディスクによって明らかに壊れまくる型番が存在している
・ファームウェアが最初からおかしいというハードディスクも存在しており、その場合はファームウェアさえ書き換えれば安定して動作する
・SMARTの値は故障するかどうかとまったく関係がない、壊れるときは突然死がほとんど
・デフラグの中であるアルゴリズムは通常ではありえないヘッドの動きをさせるため、確実にハードディスクに過剰な負担がかかって故障の原因となっている
・ハードディスクのメーカー自体にも修理のノウハウはあるが、修理するよりもどんどん新しい型番を製造した方が利益率が高いので表立って復旧業界には進出していないが、技術供与はしている場合がある