Amazonで評判が良かったので、他の本と一緒に購入してみました。
あまり期待していませんでしたが、非常に良い本でした。読んで良かったです☆
いわゆる、「人間関係」に関する本ですが、テクニックではなく、自分自身が相手の事を如何に見ているかによって、自分に周りの環境が変わっていくというお話。
日本語では「おもいやり」という一言にくくられてしまいそうな内容ですが、具体的に、論理的に話が展開されています。
僕もまずは相手の名前を覚えて、相手に興味を持つ事から始めなきゃいけないなと思いました:mrgreen:
以下本文から引用(ネタバレ注意! 気になった方は本を買って読んでね☆)
自分への裏切り
1.自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、自分への裏切りと呼ぶ。
2.いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、
自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。
3.周りの世界を正当化する視点から見るようになると、
現実を見る目がゆがめられる。
4.したがって、人は自分の感情に背いたとき、箱に入る。
5.ときが経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格と見なすようになり、
それを持ち歩くようになる。
6.自分が箱の中にいることによって、他の人たちをも箱の中に入れてしまう。
知っておくべきこと
・自分への裏切りは、自己欺瞞へ、さらには箱へとつながっていく。
・箱の中にいると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる。
・自分が人にどのような影響を及ぼすか、成功できるかどうかは、すべて箱の外に出ているか否かにかかている。
・他の人々に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出る事が出来る。
知った事に即して生きること
・完璧であろうと思うな。よりよくなろうと思え。
・すでにそのことを知っている人以外には、箱などの言葉を使うな。自分自身の生活に、この原則を活かせ。
・他の人々の箱を見つけようとするのではなく、自分の箱を探せ。
・箱の中に入っているといって他人を責めるな。自分自身が箱の外に留まるようにしろ。
・自分が箱の中にいることがわかっても、あきらめるな。努力を続けろ。
・自分が箱の中に居た場合、箱の中にいたということを否定するな。謝ったうえで、更に前に進め。これから先、もっと他の人の役に立つよう努力しろ。
・他の人が間違ったことをしているという点に注目するのでなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、よく考えろ。
・他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ。